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その他の話題記事一覧

電子ピアノ修理日記

さて、今日はYAMAHAハイブリッドピアノN1の修理に出かけました。

内容は電源起動時、ディスプレイ画面にエラーコード「E53」が表示されるという件です。

電源投入後4秒以内に、内部の基板間で通信ができない場合に表示されます。

↑黄色い丸印の基板間のケーブルを1本交換するだけなのですが、作業量はなかなかのヘビー級であります。

鍵盤右側の下にある基板にアクセスするためにはハンマーアクションのユニットを丸ごとごっそり外すのですが、下手なところ持つとアクションに狂い生じるので要注意であります。

↑アクションユニット外したあとは上1オクターブ半ほど鍵盤外せば基板のコネクターにアクセスできます。

鍵盤自体にも下側に光センサー用のシャッターが付いてるのですが外した時そこも触ったり傷つけたりしないように気を遣います。

鍵盤戻してまた重たいアクションユニットを付け戻す時が最もキンチョーする瞬間です。

こうして修理終わったあとは念のため、鍵盤センサー測定して終了と相成りました。

めでたしめでたし(^^)

 

電子ピアノの運搬方法!

電子ピアノを購入してお客様自ら自家用車で持ち替える方というのはかなり少数派ではあります。

設置送料がかからないというメリットはありますが、運搬方法が分からず躊躇される方も多いと思いますので参考にしていただければと思います。

我々の場合、お客様宅へ納品に行く際、楽器本体の他に60×45センチ程度の台車を持参します。

この台車に乗っける前に鍵盤蓋、譜面立てはパカパカ開かないように養生テープで止めます。

台車の上面にはクッション代わりになる物(低反発マット、100均のすべり止め用ゴムシート、布など)を敷き、電子ピアノ本体を横倒しにします。

あいにく台車に横倒しで乗っけた姿は画像を用意してないので各自想像してくださいm(__)m

こうすればご自宅が駐車場から多少距離あっても楽に運べますし、ワンルームマンションのような省スペースのエレベータにも乗れます。

以上、少しでも電子ピアノを安く購入したいという方は是非参考にしていただければと思います。

 

こいつ…動くぞ!

ずいぶんと前に他の楽器店より入ってきたヤマハのビブラフォン「YV-1500」、

入荷した当初はキャスター1ヶ所、涙ぐましいDIY痕の残る残念な外観なうえにビブラート用モーターの電源が入らない代物で、ジャンク販売覚悟してました。

ま、電源入らなくともキャスターはちゃんとした物にやはり変えておこうという事で外観は見栄え良くなりました。そうなるともう一度電気部分を直せるかどうか今一度確かめたくなるもんで、電源コードをコンセントに差し込み、電源ONにしてみると、一瞬パネルのランプ点いたので、コード変えてみることにしました。

↓これが元々装着されていた電源コードです。

↑コレとよく似た電源コード余ってたのでそれを加工、はんだ付けしてみたところ…

めでたくランプ点いたしモーターも回りました!

もうメーカーには電気系ユニットのパーツ無いし動かすの無理かなと思ってただけに感慨深いものがあります。

もうあとはファンベルト装着するだけです。

価格や詳しい状態等また近いうちお知らせしますのでしばらくお待ちください。

エレクトーン、「芸能人格付けチェック」に使えるかも?

先日、小阪楽器のエレクトーンアンサンブルのイベントのお手伝いに行って来ました。

ステージアカスタムがELS-02Cが舞台に10台セッティングされ、小さいお子様から中高生、講師の方々の各グループが様々なジャンルの楽曲を演奏されてるのを舞台袖から見させていただき、それぞれのグループに様々な感動がありましたネ。

あと、エレクトーンELS-02C複数台のアンサンブルで痛感したのは各楽器音色の表現力の実力です。

ホールの音響やエレクトーンのスーパーアーティキュレーションボイスのおかげもあるかと思いますが、クラシックの楽曲ではまるでオーケストラの生演奏を聴いてるような迫力がありました。

で、これって「芸能人格付けチェック」に使えるんやないかと思ってしまいました。

ちなみに「芸能人格付けチェック」で毎度、ビンテージの高級な楽器と低価格の楽器(それでもフツーに高いけど)を聴き分けるチェックありますが、だいたい聴き分けるポイントは、まず第一にフォルテッシモ時の音のデカさだと思います。デカい音が鳴るという事はダイナミックレンジが広いという事でもあります。あとは音域の広さであったり倍音など音の余韻、広がり感が聴き分ける事が出来れば完璧ですがテレビ通してそこまで聴き分けるのはなかなか難しいですネ。

ただ、ベテランの歌手でも楽器の格付けチェックを良く外してるのを見ると、やっぱおおよそ歌手の方にとって鳴り、響きの良い楽器って歌うには邪魔なのかなーと思ってしまいます。

とにかく一度は「芸能人格付けチェック」でエレクトーン使ってどれだけの人をアコースティック楽器と勘違いさせられるのか見てみたいですネー。

 

ELS-02シリーズにバイタライズしたエレクトーンの取り扱い

ヤマハのエレクトーンはELS-01シリーズ以降、カスタムモデル、プロモデルへのグレードアップや02シリーズへのバイタライズが可能となり、長寿で使えるようになってます。

これはなかなか画期的な事ですネ。

但し、01シリーズから02シリーズにバイタライズされたエレクトーンは消費電力が105Wないしは90Wから65Wに下がり、電力的な部分が変更となるため、事業者がこれを商品として扱う場合は「電気用品安全法」によりPSEマークの認証取得という足枷が課せられます。

このPSEマーク認証の手間とコストがかかる故にバイタライズされたエレクトーンを業者が買取する際の査定額は、認証要らないグレードアップ品とは異なり、世の中的にほとんどお値段付かない傾向になるかなぁと思います。

個人売買の場合はPSE認証得る必要ないため、自由にヤフオクなりメルカリなりジモティーなりで売買いただいて問題ありませんし、そちらの方が多めのキャッシュバックが見込めると思います。

次に店頭のELS-01シリーズをELS-02へバイタライズしてお客様に納品する方法について。

もし仮に店頭にELS-01Cがあったとします。お客様より「後でお金払うからそれを02Cにバイタライズしといて」と頼まれて店頭でバイタライズ後に売買→納品した場合は、売買契約成立前(所有権がまだお店側にある状態)でバイタライズしたものを売るという形になるのでPSE認証受けないと電安法違反となります。

が、お金いただいた後に店頭でバイタライズした場合は、バイタライズ前に売買契約が成立しており所有権がお客様側に移行してるので、認証受けずに店頭でバイタライズして納品が可能となります。

なのでもし店頭商品のバイタライズをご希望される場合は、前もって売買契約いただく事になる旨、ご理解いただければと思います。

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