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YAMAHA キーボードSKB-J700 修理日記

今回はヤマハの学校用キーボード、SKB-J700の預り修理記録です。

症状は「電源が入らない&DCジャックぐらつく」との事で、「電源入らない」というのは全国的に最も多い事例になります。

まず、電源が入らない原因でありがちなのは電源アダプターの接触不良なので、まず電源アダプター本体に貼られたラベルシールを見て出力の電圧の値(DC12V)を確認します。

出力の電圧の値を確認したら電源アダプターをコンセントに繋ぎ、ケーブルを時折揺らしつつアナログテスターでDC(直流)出力の値を何度か測ってみて、針が動かなかったりする場合は電源アダプターが原因と特定できます。今回は全く無反応でしたのでこちらを交換という形になりました。

テスターの扱い方を知ってると電池の劣化具合や今回のようなケーブル等の接触不良を調べることが出来るので便利です。

またDCジャックのグラつきに関しては内部でジャックのパーツ自体が割れてるケースとハンダ割れのケースがあります。今回はジャックのパーツ自体が割れていたので、ハンダ付け直しではなくパーツの交換と相成りました。

おおよそこういうキーボードのジャックはプラスチック製なのでアダプター差し込んだままどこかにぶつけたりすると破損しやすいので、キーボードを移動させる場合は電源アダプターは外しておいた方が良いと思います。

以上、キーボードで同様の症状が出た際の参考になれば幸いです。

 

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