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その他の話題記事一覧

ジャンクギター!YAMAHA RGX-521D!復活への道!!

先日、汚れ具合といい見た目がなかなかジャンキーなヤマハのエレキギター、YAMAHA RGX-521Dが入荷しました。

RGX-521Dは90年代半ばに登場したアルダーボディの台湾製コスパモデルですネ。

ちなみにロックナット、アームバーは欠損してます。

 

ブリッジは独自の形状で且つキャビティもそれに合わせて掘られてるので、他のフロイドローズ系ブリッジに載せ替えようとすると、ボディ側を加工してあげないときちんとハマらない可能性があります。試しにフェルナンデスのヘッドクラッシャー入れてみましたが、エッジがアンカーボルトに届きませんでしたので。なので仕方なくこのブリッジを泣く泣く生かす方向に決めました。

で、まず音出し確認。一応音は出ましたが、ピックアップ切替時に音出ない事もあり配線確認したらアースがハンダの付け根から外れとりました。5WAYスイッチもケース開けて洗浄してみましたが接触不良回復せず、センターピックアップはテスター反応せず断線確定・・・おまけにこの汚さという惨状に闘争心を掻き立てられずには居られませんでした。

さて、まずはブリッジはサドル外してパーツクリーナーの泡風呂に入れてしまいます。

ちなみにこのヤマハのブリッジはタケウチ製でした。フロイドローズ通の方ならご存じのブランドかなと思います。

5wayスイッチは交換し、センターピックアップはアジア製コスパギターに搭載されていた有り合わせのものを装着しました。

また、ロックナットは昔のフェルナンデス製ギターに付いてたものを流用しました。ストリングガイド用のネジ穴が残ってますが、ストリングガイド無くても問題なさそうなのでスルーします。

復活作業も終盤に差し掛かりピックアップのポールピースの高さをちょっと弄ってやろうと思ったら、あろうことか1弦側のポールピースが陥没してしまい「何だヨー!このヤロー・・・」とボヤかずにはいられませんでした(-_-;)。ま、多少高域はロスするかもですが出音には影響なさそうなのでこのままにします。

ボヤキながらも何とかやり遂げた姿が以下の画像です。錆はあちらこちらに残ってますが、以前より全然垢抜けたと思います。

センターピックアップだけ浮いて見えるのはご愛敬という事でm(__)m

あとは4弦サドルの下にスペーサー噛まして完成ーーー!とはいかず、な、な、なんと・・・

再度の音出しチェックの際にジャック部分がプラスチックの劣化で割れてしまいました・・チクショー(# ゚Д゚)!!

一応、スイッチクラフト製のパーツが手元にあったので元手が掛からず交換出来ましたが、これぞまさにジャンクギターですな…とシミジミ実感させられました。

トラスロッドはほぼ限界なのでこれ以上まわすとなるとワッシャー必要です。

アームバーは欠損してるのでもしアームを使いたい場合は6ミリ径のアームバーを探していただくと良いと思います。

店頭に並ぶまで今しばらくお待ちください。。

電子ピアノ出張修理記録簿!

先日、スーツ着てるとやや汗ばむ陽気の中、ヤマハの電子ピアノの出張修理に行ってきました。

現象は「鍵盤1ヶ所音出ない」との事。

カタカタ音は無いと聞いてたのでその貞でパーツを予想、準備して訪問します。

いざ確認してみるとカタカタ音あったので「あらら・・・ひょっとして出直しかな(汗)」と。こういう時は焦ります。

とりあえず見ないことには始まらないので本体から鍵盤ユニット外して、ハンマーの動きを確認。音出ない個所のハンマーの動きが悪いせいだと判れば鍵盤下の基盤とかゴムパーツ類は関係ないので音出ない付近の白鍵盤(CとD)と黒鍵盤(C#)を個々に外していきます。

ここでニヤリ( ̄▽ ̄)°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

上の画像に注目!・・・お判りでしょうか?

左側の赤丸の異物がハンマーの動きをガッツリ邪魔しとったんですナ。ちなみに右側の赤丸の異物は今のところ支障がないとはいえいずれ悪影響及ぼす可能性あるので2つとも抜き去り、パーツ交換は不要と相成りました。めでたしめでたし!

たまに電子ピアノの内部にこういうような異物や10円玉等の硬貨やらメモ用紙等の筆記用具等が出てくることがあります。

電子ピアノご利用の際は異物の混入には十分ご注意ください。間違ってもヘソクリの隠し場所に使いませんようにお願いしますm(__)m

 

中古電子ピアノもパーツ交換やってます!

以前、中古エレクトーン商品化の際にはAREしますと投稿しましたが、電子ピアノもきちんと鍵盤下のパーツ交換はやっております。

電子ピアノの鍵盤の仕組みって、種類によってガラッと変わるので多少の難儀はありますけどネ。

以下の画像はヤマハARIUSシリーズ電子ピアノのGH(グレードハンマー)鍵盤の鍵盤下のパーツ交換の模様です。

鍵盤下のゴムパーツが劣化すると、一部の鍵盤の音が不自然にデカくなる現象が発生するようになるので、たとえ中古でも長く気持ちよく使っていただく為には、そのゴムパーツの交換は商品化前の欠かせない作業となります。

但し、社内で行うこの作業はヤマハ製品限定にはなりますが。

もし中古電子ピアノを購入検討される場合は、どこまでメンテナンスされているかお店に確認いただければ間違いのない選択ができると思います。

以上、ご参考まで。

中古エレクトーン商品化の際の「A・R・E(アレ)」

中古のエレクトーンを商品化する際には必ず「アレ」します。

「アレ」の他にも裏メニューのテストや内部と外部のクリーニングはもちろん必須です。

今回はELB-02を例に「アレ」するところを紹介させてもらいます。

まず上下鍵盤をアッセンブリーごと本体から外します。

次に鍵盤アッセンブリーから白鍵、黒鍵を外します。

鍵盤アッセンブリーから鍵盤自体を外すとブタ鼻みたいなのが横にズラッと並んでいるのが分かるかと思いますが、これが所謂「接点ゴム」といううやつで、これを交換していきます。

この作業こそがここでいう「ARE(Arrangement of Rubber-seats for Electone)」なのです(ちと強引かな・・・)。

この部分が劣化してくると打鍵時の音量が狂ってきたり鳴らなくなったりします。

新しい接点ゴムに交換したらまた鍵盤を元に戻していき、上下鍵盤とも本体に組み直します。

ただ、何かこぼした形跡などあると基盤の腐食でいずれそこだけ音出ないという事も起こりえるため、接点ゴム直下の基盤交換も併せて行う事もあります。

「ARE(アレ)」のひと手間があるのとないのとで商品に対する安心感が変わってくると思います。

中古エレクトーン選びの参考にしていただければ幸いです。

弊社の中古エレクトーン在庫情報については「デジマート」のサイトにてご確認ください。

浜松にて

つい最近、新幹線で浜松へ行く用事がありました。

駅の改札出て街に出ればNHK大河ドラマ「どうする家康」関連の幟やPOP、グッズ、お土産等をしょっちゅう目にすることとなりますが、駅の改札出るまでに何と・・・どなたでもYAMAHAの鍵盤楽器やギターなどの楽器が体験できるブースが設けられていたのには驚きました。

さすがヤマハの本拠地ならではですネ。

せっかくなので新幹線に乗って帰る前に5分ほど遊ばせていただきました。TV画面無視でREV STARをダラダラと弾いただけですけどネ。

実は浜松へ行ってきたのは鰻食べるためでも餃子食べるためでもなくヤマハの技術研修を受けるためでしたので、今後はそれを活かして鍵盤関連の技術的な情報も少しずつ発信していく事になろうかと思います。

ちなみに餃子は研修の合間に堪能してきましたが鰻は高嶺の花で無理でした・・・残念(-_-;!

いつかリベンジしたいと思います。

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