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自動伴奏ピアノの修理で焦る・・・(-_-;)
先日、ヤマハの自動伴奏ピアノの修理に行って来ました。
記憶媒体がまだフロッピーディスクの頃の機種です。

不具合症状はサイレントにしたときに鍵盤2か所で音が出ないという事でした。
サイレント機能付きのアップライトピアノの場合はハイブリッドピアノと違って鍵盤側とアクション側の両方に動きを感知するセンサーが付いていてそれら一連の動きをもとに発音する仕組みとなっています。
で、鍵盤センサー側の不具合ならばまだ作業的には楽なのですが、アクション側となるといったんアクションユニットを外す工程が必須となり、古い機種になると電音技術者向けの詳しいマニュアルが無いので外し方が判らず路頭に迷う羽目になりました。

マニュアル自体は非常に簡単に書いてただけなのでこれは楽勝!と思っていざ本体開けてみると…ボルトの位置も構造もコネクターの数も違うので無理だと悟り、いったん退却することとしました。
後に調律者向けの分解手順のマニュアル教えてもらい、2度目の訪問時には何とか無事に作業を終える事出来ましたがネ。
ただ、ハイブリッドピアノの場合も同様ですがアクションユニットの付け外しはちょっと緊張しますネ。
これが2025年度、1番焦った鍵盤修理でしたが良い経験になったと思います。

