エレクトーンELS-02修理記録簿
- 2025/07/14
- 鍵盤楽器修理
昨日は暑い中、とある音楽教室のヤマハのエレクトーンELS-02スタンダードの修理に行ってきました。
症状はニーレバーが中途半端な位置で動かなくなったとの事で、状態は以下の画像のとおりです。修理途中なので上部ユニット持ち上げてしまってますが。
ただ、ここのパーツ交換するには配線の都合上、上下鍵盤外さないとイカンのです。
ニーレバーユニット外してみると、赤丸部分のスプリングがレバーの受け軸から外れて、黄色いマル部分に付いてたはずのすべり止めの透明なカバー(ゴムチューブ)も吹っ飛んでます。
で、以下の画像が本来の姿です。見比べればお分かりかと思います。
このスプリングの透明のすべり止めカバーが破断してしまうと、使ってるうちにフック部分が滑ってニーレバーの先端がスプリングの輪っかの中に入ってしまい、動かせなくなったという訳ですな( ̄▽ ̄;)
構造自体が意外とシンプルでデリケートな部分ですので、扱いには十分ご注意いただければと思います。