推察!魅惑?疑惑のMartin D-45サンバースト
はっきり言って個人的にはマーチンに限らずアコースティックギターの事ってエレキギターほどの興味はありません。
が、最近、長期在庫のMartin D-45(サンバースト)についてちょいと考察してみました。
明らかに改造されていると判るのはブリッジにピエゾPU仕込んでエレアコ仕様にしている点です。
よくお問合せいただくのはボディのサンバーストカラーはオリジナルなのかという事ですが、これまでは一応言い伝えでオリジナルカラーだとお答えしておりました。
が、先人よりリフィニッシュされているとも聞いてますのでその時点正直ダウトですわな(汗)。
次にインレイ入りのブリッジもオリジナルなのかどうか聞かれることありますが、塗装リフィニッシュしている場合、ここも一旦剥がすでしょうからひとまず剥がされている事は間違いありません。80年代にはなかったブリッジ周辺の塗装浮き対策でボトム側きっちり数ミりほどわざと隙間作ってるようなところも見られましたので。
マーチンのD-45オリジナル品で6角形のインレイ入ってる物はWEB上探しまくってもないので、ここはピエゾ仕込むタイミングで「別の物に交換された」か「元のブリッジに後付けで埋め込まれた」可能性がありますが、ブリッジピン穴が広がりすぎている事から察するに、オリジナルのブリッジにインレイを埋め込む加工がなされたと考えられます。
ちなみにブリッジピンのガバガバは暫定対処でピンにアルミテープ巻いて処置してます。委託品のため迂闊にリペア出来ないんです。
あと、このインレイ入りエボニー製つまみのペグ・・・マーチン製のエボニー材つまみのゴールドカラーペグの存在は疑いようのない事実なのですが、貝の十字型インレイ入りは流石にあり得ないのでボタンは加工された物とみるのが自然でしょう。ブリッジに埋め込まれた6角形のインレイと整合性も取れてませんからネ。
あちこちイジられてる疑惑満載な個体ですが、センス良くとても高級な佇まいにまとまっておりサウンドも非常に魅力的です。
価格等、詳細は「デジマート」にてご確認ください。
ご購入検討の際は一度試奏いただければと思います。